こんにちは、豊中市のほまれ鍼灸院の富本です。
2024年にほまれ鍼灸院を開業して無事一年が過ぎました。
この1年間で感じた手応えや内容、2年目の目標などについて簡単に記したいと思います。
いつものブログのような内容ではなく、取り留めもない内容ですので、興味のない方は飛ばして頂いて構いません。
来院理由
1年間の集計を取ると、来院理由として最も多かったのがギックリ腰です。
慢性的な腰痛での来院もありましたが、ピキッと腰に電気が走った結果、来院された方が非常に多かったです。
『鍼灸といえばギックリ腰』のイメージを持っている人が多いことが実際に開業してみてよく分かりました。
一度の来院で連絡が取れなくなった患者さんを除き、計画的に鍼をした患者さんのほぼ全員を5回以内で治すことができました。
大体1〜3回目の治療で痛みの程度を大幅に軽減させることができるので、そこで終了にするか、不安な方には数回続けてもらって、筋肉の緊張が完全に抜けるまで通院を続けてもらう場合が多かったです。
ギックリ腰歴があまり長くない方は数回で終わりになりますが、ギックリ腰を何度も何度も繰り返しているギックラーの方は自分でも自身の腰の脆弱さを理解しているのか継続して通院される傾向にありました。
自費の鍼灸院に来られるくらいですから、他で治らなかったり、見放されたり、たらい回しにされたりした人も少なくなく、ある意味当院を最後の砦として来院される方も少なくなかった印象です。
2番目に多かったのが首〜肩コリです。
肩コリから来る頭痛や眼精疲労、気分障害なども含めるとギックリ腰よりも多くなります。
世の中こんなにも肩が凝っている人が多いのかと驚きました。
肩や首のこりが原因となって発症する緊張型頭痛は日本において2200万人もの人が悩まされているようですから、もはや国民病と言ってもいいでしょう。
頭痛はすごく鍼が効きやすい疾患ですが、イマイチその事実が一般の人に認知されていないなと実感しました。
個人的には、これまでスポーツ系の整骨院や整形外科に勤めていたことから、頭痛に触れる機会はそれほど多くなかったのですが、こんなにも頭痛に悩まされている人が多いのかと驚くと同時に、頭痛の奥深さに興味が湧いてきており、今後もっと頭痛の患者さんを診ていきたいと強く思いました。
元々、年数を重ねる中で専門性を高めて行きたいなと考えていたのですが、現在は肩コリ首コリ〜頭痛に対する鍼をより深く研究して行きたいと思っています。
何でも、豊中駅近くの頭痛で有名なクリニックのドクターが緊急入院されたようで、現在豊中周辺には頭痛で困っている人が多くいるでしょうから、そのような方々に是非鍼の力を知ってほしいと考えている次第です。
広告費をかけないのが美学?
とは言っても、どの鍼灸院の鍼でも効くわけではありませんから、当院の存在を知ってもらう必要があります。
その流れで次に行きたいと思いますが、来院のきっかけとして最も多かったのはインターネット、2番目が紹介による来院でした。
かなり高齢の方でも自分でインターネットで検索して来院される場合が少なくなく驚きました。
若年層のマニアックな疾患の方は、様々な検索結果の中から当院のマニアックなブログに辿り着いて来院されたりして、改めてインターネットでの情報発信の大切さに気付かされました。
広告にはちょくちょくお金をかけてみましたが、インターネットに関しては広告をかけたりすることなくSEOやMEOの対策は全て自分で行っていることから、これに関しては一つ大きな収穫だったと思います。
ネット広告はターゲティング精度の高さから、広告料が年々高騰していますから、広告頼りでは小さな鍼灸院では体力が持ちません。
それに、本気でやろうと思うと設定などがかなり手間で、結局代理店に任せることになるのですが、広告代理店の手数料もバカにならないので、アホらしくてやってられません。
まだまだブログに書きたい内容などは沢山あるのですが、忙しくなってきてあまり時間を避けていない時期があったので2年目となる2025年は、より定期的にブログを更新したいと思います。
2番目の来院理由は紹介による来院でした。
大切なご家族やお知り合いを紹介して頂き大変ありがたく思います。
治療効果がイマイチであれば、知り合いに紹介しようとは思わないでしょうから、最も嬉しい来院理由の一つです。
ブログと紹介での来院に関しては広告費はほとんどかかっていませんので、ここはとても良い点かと思います。
その他の来院理由としてはチラシやSNSなど色々です。
チラシはポスティングですが、それなりに効果がありました。
チラシのデザインも外注せずに自分で考えた内容だったので、どうかな〜と思っていましたが、配ってすぐに電話があったり、逆に配ってから半年以上経過してからチラシを持って来院されたりと、ある一定以上の効果があるなと実感できました。
オフライン広告は馬鹿にできませんね。
SNSはリアルな繋がりのある人の紹介などはありましたが、ネタ動画的な内容はあまり効果がありませんでした。
動画に関しては、ある意味知名度を高めるために行おうとしていたのですが、色々と理由があり継続できておらず課題が残る内容となりました。
その他、近くの郵便局に貼って頂いているチラシを見て来院される方もいたり、前を通って気になったから来院される方もいたりと様々です。
郵便局にポスターやチラシを貼ってもらうには一定の広告料が必要なのですが、最寄りの郵便局では地域のお店を応援するという名目で、当院のチラシを無償で貼ってくれています。
とても助かります。
豊中駅近くの本町郵便局の方では広告料を支払ってポスターを貼らせていただいています。
ここは駅の近くでATMが2台あって、比較的人が多い場所ですので、認知度を高める目的で行なっています。
今後はポスターのデザインを色々と変えながら、しばらく続けてみたいと思います。
開業して半年くらいまでは看板もロクに出さずに営業していたのですが、看板広告で有名なきぬた歯科の本を読んでから考えが変わったこともあり、一気に看板やオフラインの広告(主に電柱広告)にお金をかけてみました。
その甲斐もあって、夏頃から冬にかけて地域での認知度が少しずつ高くなってきたのではないかと思います。
何せ最初は看板も目立たない物だったので、ポスティング業者に来てもらった際も、目の前まで来ているのに院の場所に気づかなかったなんて言われる始末で、看板などは可能な限り最初からある程度の費用を投資しておくべきだったと大きく後悔しています。
電柱看板は費用が安いので、現在駅から当院までの間に5箇所設置しています。
2年目となる2025年はより多くの人に知ってもらいたいので、駅に看板を出したりしたいのですが、やはり豊中駅ともなると費用が非常に高額なので、あまり現実的ではないかも知れません。
正直言って駅に看板を一つ出したからと言って、よっぽどインパクトのある内容でなければ、ほとんどの人にとって記憶にも残らないでしょうから、それであれば電柱看板を集中して1箇所にまとめて出したりする方がインパクトもあって有効かも知れません。
多少クレイジーと思われるようなことをしない限りは人の記憶に残ることはできませんから。
ただ、電柱看板や郵便局の広告をやってみて思ったのが、目視で自分の院の看板が見れるというのは、かなり自尊心が満たされることがわかったので、可能な限り続けていきたいと思った次第です。
豊中駅周囲はバス社会なので、バスの側面や後面のラッピング広告もありかなと思っていますが、どうなるでしょうか。
この業界は広告費をかけないことが美学といった考えに支配されている部分が少しあります。
『本当に良い治療をしていれば、患者さんは噂を聞きつけてやってくる』と。。。
飲食店などでも同じ考えを持っている人が多いですよね。
本当に美味しい料理さえ作っていれば、宣伝せずともお客さんは自然と増えると。
確かにそれは事実ですが、それはまず『ここに店がある』と存在を知ってもらってからの話ですので、開業してまだ間もない間は適切な予算管理の下、しっかり広告を出していくことが大切だなと痛感しました。
おそらく阪急バスや阪急やモノレールの駅のどこかに、うちのポスターや看板が貼られる日もそう遠くないかと思いますので、看板が出ていたのを発見した際は何卒よろしくお願いします。
最後に
短くまとめるつもりが、結局ダラダラと文章が長くなってしまいました。
総括すると非常に良い初年度を過ごさせていただくことができました。
2年目となる2025年も引き続き目の前の患者さんの症状を良くすることに尽力すると同時に、豊中市周囲での知名度を上げていく為に、より様々な活動に取り組んで行きたいと思う次第です。
最後になりましたが、ご来院頂いた全ての患者さんに感謝したいと思います。
整骨院や鍼灸院が星の数程存在する中で、どのようなきっかけであれ当院に来院して頂いた事実には感謝しかありません。
患者の皆様から頂く口コミによる当院の評価やフィードバックはより良い治療やサービスの向上の為に無くてはならないものです。
当院にご来院頂いて、治療効果を実感していただいた方は是非Googleの口コミに率直な感想を記入していただければ幸いです。
口コミの投稿はこちらからお願い致します。
最後までお読みいただきありがとうございました。