こんにちは、ほまれ鍼灸院の富本です。
ジョリビーで軽食を摂り、一旦ホテルに帰宅。
この日は一日フリーだったので、セブの代表的な観光地を巡ることに。
まずはホテルからそう遠くないマゼランの十字架を見に行く為タクシーを捕まえます。
ちなみに、私も同行する堀先生も全くといっていいほどのノープランで、その場のノリだけで行動する1日となりました。
フィリピンではタクシーがそこかしらに走っていますが、ぼったくりが多発している為、タクシー配車アプリのグラブを使用します。
日本でいうウーバータクシーですね。
グラブを使うと、最初から目的地に必要な運賃がわかるのに加えて、カードで決済することが可能となり非常に便利です。
フィリピンのお札は汚れていてボロボロになっているものが多いばかりか、タクシーの運転手は大きい金額の紙幣を嫌がりますから、お互いに取ってWin-Winなアプリではないでしょうか。
タクシー運転手はグラブに多少なりとも手数料を払う必要があるでしょうが、、、
今回ご一緒した堀先生が過去にタイのバンコクに行かれた際にグラブを使用していた経験から、そのままタクシーを呼んでもらい目的地へ向かうことに。
観光地を回ると言っても、先述したように、私も堀先生も前もっての下調べなどをほとんどしておらず、マゼランの十字架と、その側にあるサンペドロ要塞くらいしか知識がありません。
そんな感じで、その場の思いつきで行動する1日が始まろうとしている際に目に飛び込んで来たのがタクシー車内のツアー広告。
何でもセブの代表的な観光地を一日中タクシーで連れて回ってくれるようです。
タクシー車内にある広告なんてそれこそぼったくりの巣窟だろうと思いましたが、値段を聞いてみると2人で3000ペソ、日本円にして約7500円。
つまり1人頭3000円弱とかなり手頃な料金だったので、雨の多いフィリピンで車移動できるのが魅力に感じた我々はその場でツアーに申し込むことに。
セブ島にはSNSなどで有名になった手の平のオブジェがあります。
シラオと呼ぶそうです。
(写真は後にシラオガーデンにて撮影したものです。)
かなり有名なスポットなので、何も下調べしていない我々であっても、さすがにせっかくならここには行っておきたいと話していましたが、この手の平があるのが、結構山奥で、タクシー以外で行くのは難しい場所だった為ちょうど良いタイミングだったと言えるでしょう。
もう少しちゃんと調べれば安いプランもあったかもしれませんが、親日なのかビジネススマイルなのかはわかりかねますが、運転手の方の愛想が素晴らしかったのも即決の理由となりました。
笑顔って本当に大切ですね。
仮に作り笑顔だったとしても、この運転手さんは笑顔によって、一日中何回も客を探す必要がなくなったわけですから、仕事においても笑顔と愛想がいかに重要なのかがわかります。
(これ以降運転手さんのことをPという愛称で呼びます。)
マゼランの十字架まではタクシーで十分ちょっとで着きました。
観光地だけあって多くの人がいます。
観光客の数だけ、それを狙った物乞いをする人やストレートチルドレンも多数います。
熱心なキリスト教徒が多いフィリピンですから教会にもそこそこ人がいました。
キリスト教の歴史についてあまり詳しくない私ですが、隣で堀先生がキリスト教について解説してくれるので歴史を理解しながら足を進めることができます。
堀先生は何を聞いても答えが返ってくるので驚きです。
マゼランの十字架を見終わってその足でサンペドロ要塞へ。
有名な観光地にありがちな地名のオブジェがありました。
日本にも梅田とか神戸にありますよね。
近づいて見てみると、オブジェの表面から紙が外れそうになっておりフィリピンクオリティを感じました。
ここは日本とアメリカの戦争にフィリピンが巻き込まれた場所の一つです。
罪のない多くのフィリピン人が戦争に巻き込まれ亡くなりました。
日本兵による想像を尽くしがたいような残虐な行いがあった場所でもあります。
平和を願った慰霊碑が公園の隅っこにひっそりと存在していました。
慰霊碑には日本語で平和を願う思いが刻まれています。
フィリピン人は新日の人が多いことで有名ですが、過去には日本とフィリピンの間に暗い歴史があったことから目を背けてはいけません。
英語の勉強や海外に行くといつも戦争や歴史について全くといっていいほど知識がない自分を恥ずかしく思います。
物乞いやストリートチルドレン、過去にあった戦争の暗い歴史などを目の当たりにして、少しばかり思慮に浸る初日の午前中が終了しました。
セブ島探訪記二日目後編に続く。。