こんにちは、豊中市のほまれ鍼灸院の富本です。
9月7日(日)に兵庫県鍼灸師会館にて開催された第2回学術講習会に参加してきました。


動かぬ顔をどう動かすか。
テーマは顔面神経麻痺に対する鍼治療でした。
鍼治療は顔面神経麻痺の診療ガイドラインに記載されており、『弱く推奨する』とされています。
弱く推奨すると聞くと、あまり積極的な治療ではないようにも聞こえますが、『弱く推奨する』は『強く推奨する』の次に勧められる治療法であり、推奨グレード4段階のうち、上から2番目の推奨度です。
最も推奨されるのはステロイド薬による投薬治療であり、この点については間違いありませんが、ステロイド薬で治療がうまく進まなかったり、糖尿病などでステロイド治療が困難な場合などは鍼治療は十分に検討される価値のある治療法です。
今後、当院でもさらに顔面神経麻痺に対する鍼治療の学習、研究を進めていき、より多くの人の悩みを解消できる手助けをしていきたいと考えている次第です。
顔面神経麻痺でお困りの方はお気軽にご相談ください。