こんにちは、豊中市のほまれ鍼灸院の富本です。
セブ島探訪記初日後編の続きです。
慢性痛に関するセミナーに参加するため、遠路はるばるフィリピンはセブにまで足を運んだ際の探訪記です。
どうせなら最初からお読みください。
目的の勉強会は3日目の為、2日目の本日は丸一日フリーで適当に観光予定です。
ホテル到着が前日の深夜だったため、朝は遅めに8時半にホテルで朝食を取り、周囲を散歩することに。
ホテルは夜遊びの街と知られるマンゴーストリートのすぐ側にあるpillows ホテルでした。
勉強会の関係者が勧めてくれたホテルだそうで、特に検討することもなく決まりましたが、結構ファンキーな場所だったようです。
ホテルでの朝食はこんな感じ。
毎日自分で選ぶことができます。
主食に肉料理と卵料理にドリンクが付いてくる感じ。
大体、日本の感覚だとホテルの朝食のオレンジジュースは果汁100%のイメージがあるのですが、出てきたオレンジジュースが、なっちゃんをさらに水で薄めたみたいな薄味のオレンジジュースでかなり不味い。
それを除けば普通に想像通りの味で問題なく食べられます。
散歩すると日本とは全く別の景色が広がります。
セブ島と聞けば、多くの人が南国のリゾート地で綺麗な海を想像するかと思います。
私もそのようなイメージを持っていましたが、実際のところはリゾートエリアに行かない限りは普通の街です。
道はゴミだらけで、路上で寝ている人は沢山。
金をくれと手を差し伸べてくる人は子供から高齢者まで様々です。
バイクと車が多く廃棄ガスの影響からか、空気は悪く、異臭が漂う場所も少なくありません。
10年前のマニラで見た景色よりも発展途上国であることをひしひしと感じさせてくれます。
マニラはフィリピンの首都なのである意味当然っちゃ当然かもしれません。
そんなことを考えながら歩いていると5分もかからないくらいで、マクドナルドやジョリビー、バーガーキングなどの飲食チェーン店を見つけたので、『せっかくならフィリピンの国民的バーガーチェーンの実力をチェックしておこう』とジョリビーでコーヒー兼軽食を摂ることに。
ジョリビーはフィリピンでは知らない人がいないハンバーガーチェーンです。
歩いていると至るところにジョリビーがあります。
ついさっき朝食を済ませたばかりだったので一番安いセットを選択。
100ペソくらい。
1ペソ2.5円くらいですから日本円にして約250円。
安いですね。
味はまあまあで問題なく食べれるレベルです。
このジョリビーの裏手には大学の医学部があるようで、制服を着た若い学生達で店の中は活気が溢れています。
おそらくエリートなのでしょう。
この制服を着ることがある種のブランドであるようなことを思わせるレベルです。
ジョリビーの目の前の道では、まだ小学生にも満たないくらいの歳の子供がタオルを売って回っています。
誰にも相手にされていません。
当然観光客である我々にもマネーと声をかけてきますが、物乞いの子供にお金をあげるのは良くないようなので断ります。
物乞いの女の子と朝からジョリビーで友達と朝食を取る学生達。
彼らの間には何か能力に違いはあるのでしょうか。
おそらくないでしょう。
絶望的なまでの明らかな格差は、単なる運でしかないでしょう。
前回も言った親ガチャというやつです。
ただ単に運によって裕福な家庭に生まれたか、貧困な家庭に生まれたか。
日本では、恵まれない環境から這い上がってヒーローになると言った漫画やアニメが沢山ありますが、現実は這い上がるのは極めて難しいであろう状況が手に取るようにわかります。
私自身だってそうです。
たまたま日本に生まれて何不自由のない生活を送れている自分。
5体満足で妻と子供と共に毎日温かい食事と寝床があることがどれだけ恵まれ幸運なことであるか。
日本にいると、やれ税金が高いとか年金が不安だとかそう言った不満ばかり抱いてしまいますが、日本で生まれた時点で出生地ガチャでいえば大当たりもいいところです。
今の自分では何も変えることができませんが、まずはこの点を理解して少しでも恵まれない人の為に何か出来ることはないか考えることが大切だと思います。
続きはこちら→セブ島探訪記二日目中編