
こんにちは、豊中市のほまれ鍼灸院の富本です。
東京の鍼灸院に勉強しに行った話前編の続きです。
勉強しに行った話と言っても、今回の後編はただ筆者が東京をぶらぶらしている際に感じたことを書き殴っているだけですので興味のない方は飛ばしていただいて結構です。
二郎での学び
信じられない量のラーメンが目の前に来た。

見るからに普通のラーメン屋さんの大盛りかそれ以上に麺の量が多い。
トッピングなしのラーメン950円は歌舞伎町という場所を考えると安いくらいに思っていたが、器の中に所狭しと陣取っている麺を目の当たりにすると、むしろ950円は安すぎるのではないかと思った。
チャーシューもニンニクもヤサイも、どれをとっても量が多い。
『全て普通サイズでお願いします』と伝えたのに伝わっていなかったのかと一瞬思ったが、横でマシマシを頼んでいた人の器の中に大量に盛られているヤサイやニンニクを見ると、自分の目の前にあるラーメンは、この空間の中では、あくまでも大盛りではなく普通盛りなのだということが否が応でも納得させられた。
普段なら絶対に食べられないのだが、前編でも書いた通り、この日は昼の13時くらいから現在(21時過ぎ)まで何も食べておらずかなりの空腹というコンディションでもあったので、なんとか全て平らげれるように努力した。
努力したのだが、、、
大体半分くらい食べたところで、もうどうやっても箸を進めることができなくなってしまい、お店には大変申し訳ないが、一部を食べ残して店を後にすることになった。
正直言って、味に関してはあまり期待していなかったこともあってか、想像以上に美味しく感じてその点に関しては非常に満足だった。
ちなみに、食べている途中に筆者の横の客が、口元が油で汚れたのか、店員さんに『すみません、ティッシュはありますか?』と聞いたところ、『ない』と一蹴されていた。
飲食店で客用にティッシュを用意していないなんて普通の店の基準で考えれば『ありえない』ことであり、どこぞの有名店舗のスーパーバイザーなら、そのような発言をしたスタッフと店舗管理者に反省文の一枚や二枚は書かせるようなところだろうが、ここ二郎においては、客はあくまでもラーメンを食べさせてもらっているという立場であり、ラーメン以外のサービスなどのクオリティに期待してはいけないようだった。
当然、二郎では水はセルフサービスだった。
水をセルフサービスにしている飲食店は多いのでそれ自体は全く気にならない。
しかし冷水機から出る水が明らかにぬるま湯で、ラーメンを食べている際に、油まみれになった口の中を冷たい水で一旦リセットすることができなかった点も、完食に至らなかった一つ大きな理由だと自己分析している。
ティッシュすら客に出さない店なので、当然水を冷やしておくといったおもてなし的な要素は期待することはでいない。
お客様は神様とする現代の日本においての新しい飲食店の経営スタイルを学ばせていただき、店を後にして向かったのは新宿と新大久保の間くらいに位置していた『THE GLOBAL HOTEL TOKYO』
名前だけ聞くと、さぞ高級なホテルのように思えるがただの格安のカプセルホテルである。

前回東京に来た際もカプセルホテルに泊まった経験があり、その際は確か5〜6000円でナインアワーズというカプセルホテルで一夜を過ごした。
日本を縦横無尽に飛び回っているドイツ人の友人に勧められたこのカプセルホテルは建物のデザインや空間の清潔感が非常にハイレベルで、とてもカプセルホテルのレベルとは思えなかったので、今回も同じホテルに泊まりたかったが、予約の関係で別のカプセルホテルに宿泊することにした。
一泊3000円台と格安だった。
宿泊費が高騰している日本の首都TOKYOにおいて、カプセルホテルとはいえ、いくらなんでも3000円は安すぎて怖いようにも思えたが、直前で探していたこともあり、色々とめんどくさくなってこのホテルを選んだ。
泊まってみた感想としては、ナインアワーズと比較すると流石に色々と見劣りする部分があったが、そもそも平日だったこともあり、宿泊客が少なかったのか、同じ階で寝ているのは筆者以外に数人だけだったようで非常に快適だった。
2日目朝 明治神宮
前日の夜行バスでの移動と見学の疲れもあって、シャワーを浴びてすぐに爆睡し、気づいたら朝の7時頃になっていたので、ホテルにいても特にやることもないので、軽く東京を観光してから帰ることにした。
昨日の夜に歌舞伎町を歩いた際は、これぞ繁華街といったような印象を受けた街並みも流石に平日の朝となると、どこかもぬけの殻のような印象を受けた。
警備員の前でタバコのポイ捨てをしていた若者も、睡眠薬のオーバードーズなのか道に寝転んでいた若者も、集団で屯していた外国人もどこに行ってしまったのだろうか。

筆者には皆、東京という街に憧れや幻想を抱いて上京してきた結果、思ったようにいかない毎日に打ちひしがれているように見えた。
そんなことを考えながらマイペースに歩いていると、結構時間はかかったが原宿に到着し、そのまま明治神宮を少し散歩した。

外国人しかいない神社は不思議な感じだった。
ボランティアなのか、外国人に対するランゲージガイドもいて、いかに東京がTOKYOであるかを思い知らされた。
大阪も難波周辺はかなり外国人が多いが、東京と比べるとやはり次元が違う感じが見受けられる。
国立美術館
その後は原宿から電車に乗り新国立美術館を訪れた。
これまで絵とか彫刻には全く無縁の人生を歩んできた筆者だったが、歳を重ねてきて少しずつ芸術や美術の分野に興味が出てきたので、せっかくの機会だと思い美術館に足を運んでみた。

国立美術館では展示物もそうだが、美術館そのものが芸術的な作りとなっており、その外観や内装は、建物の作りにあまり興味関心がない筆者からみても美しさに溢れているように思えた。

こんな建物が東京のど真ん中に建っているなんていったいどのくらいの金が掛かっているのだろうと思ったが、協賛企業も沢山あるらしい。
明らかに適当に印刷したであろう、解像度が非常に低い協賛企業が記載されているポスターが入り口付近に展示されていた。
国立美術館と名がつくくらいの美術館で協賛企業様の名前が載っているポスターの解像度を調整しないなんて初歩中の初歩のミスのようにも思えるが、流石にこれくらいの大企業ともなると、そんなこと気にも留めないのだろうか。

六本木
美術館の後は、そのまま歩いて六本木に向かい、蔦屋書店六本木書店に足を運んでみた。
さすが六本木というだけあって、駐停車している車は外車かアルファードのエグゼクティブラウンジなどの高級車ばかり。
当然そんな場所にある蔦屋書店も大阪の片田舎出身の筆者からすれば、洗練された空気が流れすぎていて、なんとなく居心地が悪く感じたので、すぐに店を後にすることとなった。
最近格闘技界隈で話題となっている雑誌のゴング格闘技を探してみたものの、そんな男臭い汗の匂いが漂う雑誌が、こんな洒落た場所に置かれているわけもなく、結局帰りの新幹線のお供は見つからないまま、東京駅へ向かい子供へのお土産を購入して帰路に着いた。
最後に
筆者はいつも長時間歩くと左の股関節がポキポキと音がなったり軽い痛みが出現するのだが、昨日東京つばめ鍼灸で腸骨筋に針を打ってもらったからか、この日は合計で20000歩近く歩いていたが、いつものような痛みと違和感は出現しなかった。

その後、この記事は東京から帰ってきて2週間が経つ6月14日に執筆しているが、この2週間の間、日によっては10000歩以上歩く日もあったが、あれから全く股関節に違和感が出現しなくなっているのに驚いた。